日本では4300万人が高血圧症であるといわれており、高齢化とともに急増しております。成人の約半数が高血圧の可能性があります。

高血圧が引き起こす疾患

高血圧を放置するとじわじわと心臓や血管にダメージを与え、急性心筋梗塞・脳卒中・大動脈解離などといった命にかかわる心臓血管病を引き起こします。
これまで140/90mmHg以上を高血圧としていましたが、最近は130/80mmHg以上を高血圧と診断するようになりました。
これは血圧をより低く調節した方が心臓血管病の発症が少なく長生きできたという研究結果が発表されたからです。

高血圧の治療方法

高血圧治療は主に薬物治療、運動療法・食事療法で、高血圧のタイプによって薬や治療を選択する必要があります。
高血圧はできるだけ早く治療を始めることでが心臓血管病の予防につながります。

血圧の薬は一度始めると一生飲まなくてはならないと思ってらっしゃる方が多いですがそんなことはありません。
確かに遺伝性の頑固な高血圧の方は結果的に一生に近いほど内服しなければならない場合もあります。
しかし生活習慣病など高血圧の原因がある場合は、食事療法や運動療法で体質が改善されれば薬を中止できる方もたくさんいらっしゃいます。
当院では高血圧治療を専門にしておりますのでお気軽にご相談ください。