心房細動は加齢とともに増加する不整脈で、特に心臓の病気がなくても90歳まで生きれば4人に1人の割合で発症するとのデータもあります。 心房という心臓のサブポンプ部分が痙攣をおこした状態で、主な症状は不規則な脈、動悸です。心不全を起こしやすくなったり、心臓の中に血栓ができて脳梗塞を起こしやすくなったりします。
心房細動による脳梗塞は重症になることが多く、予防のため抗凝固療法(血液を固まりにくくする治療)を適切に行うことが重要です。
心房細動発症の背景に心臓病、ホルモン異常、高血圧などが存在することがあり、これらの検査・治療が必要になります。
症状
- 動悸
- 不規則な脈
- 息切れ
- むくみ
- 脳梗塞
心房細動は脳梗塞予防や脈拍管理がきちんとできていれば不整脈が持続しても生命にかかわることはありません。しかし放置すると脳梗塞や心不全を引き起こすため専門医の管理が必要な不整脈です。 特に高齢で、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などがある方の心房細動は、脳梗塞の発症が多くなることがわかっていますので注意が必要です。
カテーテルアブレーション治療
心房細動は飲み薬で管理するのが一般的でしたが、近年は心房細動の予防・治療としてカテーテルアブレーション治療が有効です。カテーテル治療が適している患者様には専門病院をご紹介しております。