胃炎・胃がん

胃癌はかつて日本では死亡数が最も多い癌でしたが、診断方法や治療方法の進歩によって減りつつあります。

ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)との関係性

特に最近はヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)と胃の様々な病気との関係性が示されています。

ピロリ菌は胃の粘膜に住みつく細菌で、衛生状態の悪い水や口移しが感染の原因と言われています。免疫の十分発達していない4歳以下の時期に感染しやすく、日本では衛生状態のよくなかった時代に感染した高齢者ほど感染率が高くなっています。

ピロリ菌が感染しても症状がありませんが、放置すると胃潰瘍、萎縮性胃炎へと進展し、さらには胃癌などを引き起こします。

ピロリ菌はお薬で除菌できます

ピロリ菌は抗生物質による除菌が可能です。1週間ほどの内服治療にてほとんどが除菌されるようになりました。

ピロリ菌が住みついている期間が長いほど胃はダメージを受けますのでできるだけ早くの除菌が胃炎や胃潰瘍さらには胃癌の予防に有効です。

胃炎・胃がんの症状

  • 胃痛
  • 胸やけ
  • 食欲不振
  • 吐き気

胃カメラ検査・ピロリ菌の有無の検査をしましょう

当院では、胃の症状があればまず胃カメラ(内視鏡)でチェックします。胃潰瘍や胃炎などピロリ菌が住みついていそうであればピロリ菌の検査(血液検査、呼気ガス試験)をし、ピロリ菌が陽性であれば除菌治療を行います。 胃癌などが疑われ外科的処置が必要な場合は専門病院をご紹介いたします。 胃痛、胃もたれなどの症状がある方はお気軽にご相談ください。

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